英語教育への投資

日本でも小学校教育から英語教育を取り入れる動きが出てきました。大手企業では、社内公用語を英語にする動き等も見られ英語という語学に日本人が前向きに向き合っているように見えますが実際はどうでしょう?

 

英語を学びたいか?

若年層をターゲットとした場合、「英語を本格的に勉強してみたい」「英語が話せたらかっこいい」「海外に行って見たいから英語勉強しないといけないかも」等英語学習に前向きな意見が多い反面、「お金がない」「今はまだ必要ない」「英語ができるようになりたいけど自分は多分ダメ」等ネガティブな発言がとても目立つ結果となりました。次に中高年層をターゲットにした場合、若年層と意見は変わらないものの、ネガティブな意見としては「もう年だから、今から勉強しても」「若い人達は話せた方がいいけど」等が目立ちました。

 

企業の動き

海外取引を主とする中小企業例外として、それ以外のほとんどの中小企業では英語に関する関心はそれ程高くありません。一方、大企業では販路拡大等様々な理由で英語を使える人材を重要視しています。但し、ここで問題となるのが、TOEICの点数。日本の企業は英語ができる目安としてこのTOEICの点数を重要視するあまり本当の英語力を持つ人材を確保出来ていないのが現状。確かに通訳を雇えばいいのですが、彼らの仕事は翻訳する事であり、企業側の求める専門知識や戦略等は理解していない。そして、それが理由で伝えたい事が誤って伝わってしまうという問題がある。こういう部分に於いて、日系企業はまだまだ英語に対しての取り組みが遅い様です。

 

日本人は多くの勝機を逃している!

アメリカ西海岸サンフランシスコ周辺、ロサンゼルス周辺で独自の調査を行いました。現地の人々に日本を訪れた事があると答えた方々がよく言った事、「日本人は英語ができない、だから行きたい所、食べたいもの、買いたいものがあっても、何もできない」「どうやっていけばいいのか分からない」「誰も案内してくれない」等日本という国自体に興味があるが故にとても残念に思われていたのがこの英語。日本人同士であってもコミュニケーションの重要性は誰もが知っている事。国や言語は違えども、それは万国共通です。英語のメニューが於いてある飲食店がたまにあります。仮にそのメニューを外国人が見て店員に質問した時、必要最低限の英語が話せるでしょうか?ここで話せると観光客であれビジネスマンであれ、彼らは安心しますし、何かあればこの店にこれば良いと思ってもらえる。そして、国に帰った時あの店は英語が通じるから安心だよと言う口コミが広がるという最大の宣伝広告です。これは業種を問わず、共通の事柄です。英語教育にお金を使う。確かに高いかもしれません。しかし、投資という観点から自信の為を思うなら、技術を身につける事ができてしかも自分の最大の武器になる。それがお金へと繋がる。これを理解しているあなたなら一番の投資低リスクハイリターンなのではないでしょうか?