コンサルティングが必要

　コンサルティングという言葉を聞くことがあっても、実際どの様な仕事なんだろうと言われる方は少なくありません。この理由は、一般の人々がコンサルティングをしてもらうことがほとんどないからです。

　しかし、実は知らないうちに私たちは日頃からコンサルティングをしてもらっているのです。私たちは何か困ったことがあると友人や周りの人に相談をします。そしてその相談相手は何かしらアドバイスをしてくれるでしょう。これがコンサルティングの基礎です。

　コンサルティングとは一言で言えば、アドバイスをすることです。しかし、素人が意見を述べる様な形では説得力もありませんし、本当にその判断が正しいのかわかりません。リスクが大きいわけです。プロのコンサルタントにコンサルティングを依頼した場合、今までの専門的な経験等を活かしながら一番良いアドバイスをしてくれるのです。

　実際に多くの企業がコンサルタントにコンサルティングを依頼していますし、コンサルタントのアドバイスによって企業の業績が左右され流といっても過言ではありません。それくらいコンサルタントのアドバイスは有益なものなのです。

　コンサルティングを必要としているのは企業だけではありません。例えば、教育コンサルティングというのも最近では非常に大事でしょう。これは教育事業を営んでいる企業はもちろんですが、それ以外にも一般のご家庭でも必要です。

　一番多いのはどの様な学生生活を子供達に遅らせるかという様なこと。この日頃の生活スタイルで全く異なった人生を歩むこととなります。最近では少子高齢化が進み、一人の子供にかける教育費も多くなってきている反面、学力的には以前よりも劣っている傾向が目立ちます。この理由は、実は学習方法とは関係ないところにあることが多いです。しかし、親や教師は子供達が怠けているという解答しか考えていないことが多いのです。そして、塾に通わせたり、家庭教師を雇ったりということになるのですが、根本的な部分が解決されていないから効果が思う様に出ないわけです。

　企業のコンサルティングも同じです。見えている様で見えていないことが多い。だから結果として色々な試みをしているのに業績が回復しない。コンサルタント選びも有名コンサルティング会社に依頼すれば、必ず結果が出ると思ってしまう。これは半分正解半分間違いということです。

　コンサルタントも医者と同じ。昔ながらの医者はだいたい患者を診るだけでどんな病気かわかりましたが、今の医者は機械等に頼りすぎで、間違った診断をしてしまうこともあります。コンサルティングもテクノロジーを使い、色々な提案をする会社が増えてきましたが、問題の核となる部分をしっかりと理解して対応しないと全く意味のないコンサルティングになるわけです。